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【展示会レポート・最新トレンド】「JASIS 2025」に行ってきました

2025年9月11日 「サイサチ」からのお知らせ
 

2025年9月3日(水)~5日(金)
幕張メッセにて開催された、「JASIS 2025」に行ってきました

【展示会レポート・最新トレンド】

「JASIS 2025」に行ってきました

分析機器、科学機器メーカーが一堂に会し、
最先端の科学・分析システム& ソリューションが集結

分析機器、科学機器メーカーが一堂に会する最先端科学・分析システム& ソリューション展 がJASIS です。
各種分析・計測の入口から出口まで一貫した展示会として、analytica、Pittconと並んで、分析・計測に関するアジア最大級の展示会です。(JASIS HPより)

今年も、ラボインフォマティクス/ラボオートメーションというキーワードが目立ちました。


目次

  1. 新製品のご紹介
  2. 会場内ピックアップ
  3. サイサチ学会カレンダーについて

多くの出展ブースに「NEW」「新製品」「新技術」の文字が!
会場で気になった新しい情報をまとめました。

【サーモフィッシャーサイエンティフィック】
NanoDrop Ultra 微量分光光度計/微量分光蛍光光度計

2025年7月新発売の、同社NanoDropシリーズの最新機種です!消耗品を使わず直接台座上で測定した場合の二本鎖DNA(dsDNA)の測定下限が1.0ng/μLへと向上したことで、少量サンプルでの高効率・高精度な測定が可能になります。また、1台で吸光と蛍光を測定できる、蛍光機能搭載モデル(NanoDrop Ultra FL 微量分光蛍光光度計、NanoDrop UltraC FL 微量分光蛍光光度計、 NanoDrop FL AP 微量分光蛍光光度計および
NanoDrop UltraC FL AP 微量分光蛍光光度計)は近日発売予定とのことで期待が高まります。

【ゲルハルトジャパン】
デュマサーム リアライザー


デュマサーム リアライザーは、デュマサーム3世代目の新型装置!農産物、飼料、食品、医薬品などさまざまな原料及び製品の窒素/たんぱく質を迅速に測定するために開発された最新型燃焼法(改良デュマ法)装置です。新機能として新たな特許技術で“TSC”ツールフリーシーリングコンセプトを取得、誰が機器のメンテナンスを行っても同じ結果になることをテーマに開発されています。オートサンラーは100検体。サンプル番号を指定しどこでも優先分析。横幅60㎝。He及びArガスが使用可能なデュアルキャリアガス方式。

【エッペンドルフ】
Eppendorf Research® 3 neo
 

2025年8月新発売のエッペンドルフ社の新ピペットです!ボタンのストロークが短く、手への負担が少ない快適な使用感でした。容量ダイヤルの変更もスムーズで、容量ロック機能もしっかりしています。また、本体に目印として取り付けられるカラフルなマーキングリングも特徴です。人数の多いラボでも取り違えの心配はありません。

【PHC】
ノンフロン デュアル冷却 超低温フリーザー

MDF-DU503VXHS1 / MDF-DU703VXHS1

2025年8月新発売の、ノンフロン冷媒の新デュアル冷却搭載のフリーザーです!万が一の片側の冷凍回路トラブル時も庫内維持温度ー75 ℃を保つことができ、従来のデュアル冷却搭載機種と比較して大幅な消費電力低減を実現しています。扉にある大きなモニターは視認性が高く、オプションで顔認証カメラの取り付けも可能です。

理科研株式会社 戦略営業部と筆者より、
会場内での注目製品をご案内いたします!

【メルク】
TLC Explorer

アカデミア・民間の研究者様の間で注文されているというTLC Explorer!薄層クロマトグラフィー(TLC)は化学で広く使用されている分析法ですが、従来のTLCプレート分析は複雑な場合があります。この装置は、面倒なアナログ作業をデジタル化できます。TLCプレートの写真撮影が簡単に誰でもキレイに撮影、Rf値を自動計算、スポットの濃淡もチャートにしてくれます。測定結果はすぐにレポートしてくれ、記録はPDFファイルで保管できます。

【リガク】
MiniFlex XpC

コンパクトな実機が目を引いた、小型X線回折装置。装置本体の設置面積は約1㎡であり、オンライン対応X線回析装置として、世界最小クラスのフットプリントを実現。オプションである試料搬送機、ベルトコンベアと組み合わせることにより、オートメーション装置との接続が可能です。個体医薬品の評価について等、アプリケーションノートも充実していました。

【エス・ティ・ジャパン】
Prometheus Panta

エス・ティ・ジャパン社の展示の中でライフサイエンスコーナーに展示されていたこちら。試料のバッファー組成、界面活性剤の種類に制限無く測定が可能です。候補分子について「熱変性」「粒子サイジング」および「凝集性」がまとめて測定できます。専用キャピラリーによる測定で、最大48検体同時測定可能です。

【アイスティサイエンス】
SPL-W100

固相抽出装置がLCに搭載され、SPEコンディショニング、試料負荷、溶出、LC注入までをオンライン全自動分析。従来のオフライン分析による前処理法とオンラインによる前処理法のメリットを融合した画期的な装置です。測定している間に次の検体の前処理を行うことで迅速分析ができます!

来年のJASIS 2026は、2026年9月2日(水)~4日(金)に幕張メッセで開催されます。

 

最後までご覧いただきありがとうございます。
いかがでしたでしょうか。来年のJASISについて、ぜひカレンダー登録をしてみてくださいね。

これからも有益な情報をお届けできるよう発信していきますので
今後ともサイサチをよろしくお願いします!

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