近年新しいモダリティとして中分子、高分子医薬品の開発の割合が増加傾向にあります。
今回の共催セミナーでは、このようなバイオ医薬品の研究開発を共有テーマとして、
2つの異なる手法を紹介致します。
Olinkの次世代プロテオーム技術は、高度にマルチプレックス化されたプロテオーム分析を
ハイスループットに実行することにより、わずか1~6μLの貴重なサンプルから妥協のない品
質を誇るデータ・深い洞察を得ることを可能にしました。PEA法はDNAタグを付加した2種
類の抗体によるイムノアッセイを用い、DNA配列数をアウトプットとしてタンパク質発現を
定量化する技術です。2種類の抗体に付加された相補的なDNAタグが近接した時にのみ測定
可能な2本鎖DNAを形成する二重認識システムは、高いマルチプレックスレベルにおいても
卓越した感度と特異性を示します。本セミナーではPEA法の基本技術や様々な希少サンプル
を用いたケーススタディを紹介します。
プロテインメトリックスは、このような新しい中分子、高分子モダリティに対応した解析ソ
フトウェアを提供します。質量分析計を使った中分子、高分子から出るデータを生データの
ままインポート、解析する事ができるデスクトップ型ソフトウェア「Byos」とエンタープラ
イズ版「Byosphere」による解析の自動化や複数のプロジェクト結果を統合してレポート作
成が行えるダッシュボード機能によりバイオ医薬品の開発、製造を効率化し、より迅速な意
思決定をサポートします。解析の履歴やパラメータなども解析結果と合わせて保存ができ、
GxP準拠です。本Webinarでは、特に抗体の解析や翻訳後修飾解析、等電点電気泳動との組
み合わせ、さらに核酸医薬と環状ペプチドへの解析方法についても触れながらByosや
Byosphereの機能をご紹介します。