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【営業部News Vol24】水質基準項目について~PFAS分析がなぜ必要なのか~

2025年4月11日 営業部News
 

【営業部News Vol24】
水質基準項目について
~PFAS分析がなぜ必要なのか~

こんにちは!!エレクです!春ももう終わりかけ、皆様お花見はいかれましたでしょうか
今回の営業部Newsは理科研 戦略営業部の板倉さんよりいま話題のPFAS分析について解説いただきました!
PFASって何?というところから解説いただいておりますのでぜひ御覧ください

PFAS(ピーファス)とは有機フッ素化合物の一種で、ペルフルオロアルキル化合物とポリフルオロアルキル化合物の総称です。1万種類以上の物質があるとされており、人工的に作られたフッ素が多い化合物です。
PFASは、環境や食物連鎖を通じて人の健康や動植物の生息・生育に影響を及ぼす可能性が指摘されています。PFASの中には発がん性などが指摘される物質があり、2009年に国際的な規制の対象になっています。

 

 

過去を振り返りますと、私たちが生活する環境下に置いて
・ダイオキシン
・シックハウス症候群
・黄砂
・PM2.5
などが健康被害を引き起こすとして話題になり、水・食品に置いては
・残留農薬
・環境ホルモン
・産地偽装
・マイクロプラスチック
・PFOS、PFOA
など、生活環境における健康被害問題が多々起こってきました。
そこで昨今、PFASの発がん性などが指摘されるようになり、諸外国よりも日本の基準値は高い、諸外国の基準(※1)に合わせるべきではないか、など一部で話題になってきました。
諸外国では4ng/L(※1)と定められた暫定基準値が現在の日本ではPFOS、PFOAの合算値 50ng/Lであり、約13倍もの高い値が設定されております。そこで2026年4月の施行をめどに、水道法の省令を改正し、水質基準項目に「PFOS」と「PFOA」を加える方針を固めました。これにともない、水道事業者を対象とした定期的な水質検査の実施と、基準値を超えた場合の原因特定や改善措置が義務付けられます

各所公式測定方法(メソッド)が公表されています


 


 

いかがでしたでしょうか?
エレクもあらためてPFASについて考えることができました!
水や土壌からの抽出や代謝物検査など研究は多岐にわたりそうですね!
こんにちは!理科研 戦略営業部の板倉です!昨今各企業でSDGsの活動が活発となり環境問題に対してとても敏感に活動をしていると思います。国際的な流れに先んじて、生体へのPFASの代謝物検査などが、今後国際基準に照らし合わせて研究、調査が盛んになると思います。

理科研としては今後も最新の情報を提供させていただき研究者皆様の助力になる様に努力をさせて頂きます。適用機器やカラムなど、ご相談ください!

  


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