現在タンパク質の検出方法には、質量分析等を用いた手法などがありますが、今回こちらで紹介するのは、超微量に含まれるタンパク質も精度よく比較定量することができる『Proximity Extension Assay(PEA)法』を用いた手法の受託サービスになります。
目次
01.Proximity Extension Assay(PEA)法とは?
従来のマルチプレックスELISA、質量分析計での解析では難しいとされてきた、複雑性が高い血清、血漿内の微量タンパクの検出と比較定量を可能とする手法です。
具体的手法としては、ターゲットタンパク質に対し、2つのDNAタグ付き抗体でイムノアッセイを行います。得られた2本鎖DNAを用いてリアルタイムPCRや次世代シーケンサーで発現定量を行う技術です。
ターゲットタンパク質に特異的な2つの抗体が正しく結合した場合のみ、2本鎖DNAが形成される為、きわめて特異性の高いアッセイ技術となります。
02.Olink Target受託サービスのご紹介
このPEA法を用いた解析のできるプラットフォーム「Olink Target」の受託サービスが、株式会社ファーマフーズ アプロサイエンスグループ様で提供開始となりました。
【サービス種類】
■Olink Target 96受託サービス
ーパネル全15種類(ヒト14種類、マウス1種類)
■Olink Target 48 Cytokine受託サービス
ーサイトカイン研究および炎症関連疾患の究極のソリューション。
一度の分析でサイトカイン シグナル伝達関連など、45 のタンパク質の絶対定量値が得られます。
サービス詳細は下記リンクボタンからご覧いただけます。
03.よりPEA法を知るために…
より詳しくOlinkのタンパクアッセイ手法(PEA法)を知りたい方には、
Olink・illumina・理科研共催セミナー
『マルチオミクス解析の新時代』~次世代シーケンサー(NGS)を利用した新しいアッセイ手法~
がオススメです。
タンパクアッセイを含むNGSを使用したアプリケーション紹介(Illumina社)及び、Olink社より新世代タンパクアッセイのご紹介を予定しております。
■Olink・illumina・理科研共催セミナー
『マルチオミクス解析の新時代』
-次世代シーケンサー(NGS)を利用した新しいタンパクアッセイ手法-
日時:2022年08月24日(金) 15:00~16:00
※Zoomでのオンライン開催です
いかがでしたでしょうか?
サイサチカタログではこの他にも機器や受託サービスを掲載中です。是非そちらもご覧ください。